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ポリシラザン

ポリシラザンとは

[-Si-N-H]nの構造を含む化学物質です。

対象の表面にコーティングする事で、水酸基と反応し超緻密なガラス薄膜を形成します。

メルクパフォーマンスマテリアルズ合同会社の無機、有機ポリシラザンシリーズをご用意しております。

Durazane®について(メルクパフォーマンスマテリアルズ合同会社製品)

コート剤として、無機ポリシラザン(PHPS):Durazane®2000シリーズと有機ポリシラザン(OPSZ):Durazane®1000シリーズがございます。

無機ポリシラザンは、窒化珪素(Si3N4)または二酸化珪素(SiO2)の前駆体で構成され、水分と反応し、SiO2を形成します。

有機ポリシラザンは、炭素化合物(メチル基、ビニル基や機能性官能基)を構造に有しております。

有機化合物が入っている分、膜応力が低く、撥水性、柔軟性等の特徴を有します。

 

技術資料

ポリシラザンの配合、コート方法 (別リンクでPDF資料が開きます)

接着・硬化メカニズム (別リンクでPDF資料が開きます)

 

ポリシラザン(Durazane®)の特徴と品番

Durazane 2800-15 常温硬化が可能でございます。
アミン系触媒が添加されております。

固形分濃度15%、ジブチルエーテル85%
Durazane 2400-15 2800に比べ硬化の際には加熱が必要となります。
金属系触媒が添加されております。

固形分濃度15%、ジブチルエーテル85%
Durazane 2200 硬化の際には500℃以上での加熱が必要となります。

添加剤は含有しておりません。

固形分濃度20%、ジブチルエーテル80%
Durazane 1500 Slow cure, Rapid cure 常温硬化が可能でございます。
Slow cureは7日程度, Rpid cureは4日程度で硬化いたします。

固形分濃度100%
Durazane 1800 硬化の際には加熱(350~500℃)が必要となります。
高耐熱性を有します。

固形分濃度100%
Durazane 1033,1066,1085 硬化の際には加熱が必要となります。
配合用として良く使用されます。

固形分濃度100%
共通の特徴 常温硬化~加熱硬化まで用途に合わせた選択が可能でございます。
4H~9Hの緻密なコート膜を形成します。
形成したコート膜は、薬品耐性、防汚性、密着性、スクラッチ性に優れ、高い耐久性を有します。
添加剤を処方する事により、各用途に求められる機能性を付与できます。

ポリシラザン(Durazane®)の用途

自動車やバイク用途

・自動車コーティンク
・セラミックコーティング
・9H 硬度
・グロスシャイン
・撥水/防汚

特に無機ポリシラザンは自動車の外装コーティングとして多く使用されております。

電車などの公共用途

・落書き防止
・清掃の簡易化
・撥水
・汚れの付着低減
・べたつき防止

欧州では電車等の公共物に多数採用実績ございます。

工業用途

・耐薬品性
・耐熱性
・腐食防止
・耐候性
・長期間の耐久性

配管、工業用カッターの保護剤や、レンズ、離型剤等、実績ございます。

メルクパフォーマンスマテリアルズ合同会社の代理店として販売を行っております。

ポリシラザンのご検討については、ぜひ弊社までお問い合わせください。

お問い合わせ先

この製品については、当社 化学品1部 化学品2課までご連絡ください。

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