私は学生時代から海外で人と接する仕事をしたいと考え、当社ならその夢が叶えられると思い希望しました。入社後は、タイ、フィリピンの新規開拓を自ら志願し、現地法人スタッフや各取引先様、そしてお客様と積極的にコミュニケーションをとってきました。しかし、得意としていた英語を使っての意思疎通は決して簡単なものではなく、伝えたと思ったことが伝わらず業務が滞るという壁にぶつかりました。そこで、まず相手側の立場に立ち、それぞれの国の文化や言葉の違いにもう一度目を向け、どういったやり方がわかりやすいか、どのような言葉だと当事者意識を抱いてもらえるかなど、丁寧な対話を心がけたりメールで重ねて依頼するなど、自らの言動を見直すことにより、伝わり方が劇的に変化し仕事の流れがスムーズになりました。現在では海外とのコミュニケーションが自分のやりがいとして強く感じられています。
国内外問わず、お客様、取引先様には「丸山さんだからお願いしよう」と言われるよう、私自身を買っていただけるような商社マンになりたいと思っています。企業理念にある「信用と信頼」は人と人とのつながり、絆から生まれてくるものだと先輩方を見て感じますし、私も自分にしかない何かを持ってお客様や取引先様と向き合い、強い信頼関係を築きたいと考えています。また、豊富な実積を持つ企業の社員であることは営業をするうえで大きな強みにもなりますが、海外では通用しない可能性があります。だからこそ、海外のお客様にもしっかり信頼を寄せてもらえるよう、自分にしかない強みと付加価値を作り上げたいと思います。
就職活動中はさまざまな企業説明会に参加しましたが、1人の人間として大切にしてくれる会社は当社だけでした。学生である私の進路を真剣に考えてくださり、アドバイスをいただけたことは今でも感謝しておりますし、当社の相手を大切にする考え方は自身の営業スタイルにつながっています。フィリピン、タイの現地の方々と接する機会が多いですが、そういったなかでもそれぞれの国民性を大切にし、1人ひとりと向き合うことで、より円滑な業務につながっていると実感しています。後輩や新しいスタッフが仲間に加わったときも、個々を尊重し、その人の伸ばすべき力や人間性の部分を汲み取り一緒に素晴らしい仕事ができればと思います。
世界には中国をはじめミャンマー、フィリピン、シンガポール、タイなど、エネルギッシュで経済成長著しく、魅力に溢れた国々が多く存在します。平均年齢が低く人口が増え続けていることからもわかるように、私たちはそうった国々にビジネスチャンスがあると確信しており、アジア圏を中心とした海外展開に向けて、今まさに若いパワーを必要としています。また、私たちの世代は、190年という歴史のなかで当社が築き上げた経験と実積を新たな場所でさらに大きな信頼につなげる役割を担っています。
未だ見ぬ世界には、みなさんにとってたくさんのチャンスと活躍の場があります。ぜひ一緒に世界のお客様に向けて信用と信頼を作っていきましょう。